2002年7月29日(月)「しんぶん赤旗」
第四十八回日本母親大会は二十八日、福岡県北九州市で全体会を開き、二日間の日程を終了しました。会場の西日本総合展示場には一万一千人がつどい、二日間でのべ二万五百人が参加しました。
九州各県の女性たちの願いが書き込まれた「要求カード」が舞台にびっしりとはられ、会場後方の天井からも、六メートルずつにつながれたカードの短冊が、風にゆれました。
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大会実行委員長の木村康子さんが主催者あいさつ。有事法制、非核三原則の見直し発言などにふれ、「絶対に認めることはできない。一人ひとりの平和への願いを世界の平和につなげましょう」とよびかけました。
医師でペシャワール会現地代表の中村哲さんが記念講演し、アフガニスタンでの医療、食料援助の活動をビデオなどで紹介。「命を守る点で世界中は一致できる。母親大会で話ができるのは本望です。それぞれの立場でがんばっていきたい」と結びました。
各地の草の根運動を紹介する構成劇「今日の運動」では、「子ども・教育」「くらし・権利」「平和・民主主義」の三つのテーマのもと、さまざまな運動でがんばる女性たちが登場。
ハンセン病元患者の阿部智子さん(62)が「結婚して芽生えた命の芽を、残酷な現状の前に摘み取らなければいけなかった」と声を震わせて訴えると、目頭をおさえる参加者の姿があちこちにみられました。
大会は、決議と宣言とともに「有事三法案の廃止、非核三原則堅持、平和憲法を守り抜くことを求める特別決議」を満場の拍手で採択して閉会。北九州市内を母親行進しました。
大分県から参加した伊沢和子さん(42)は、「有事法制をくいとめようと毎週宣伝をしてきました。もっと運動を広げていきますよ。小泉内閣にレッドカードをしめしたい」と語りました。
来年の日本母親大会は、秋田県で開かれます。