2002年8月26日(月)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は二十五日、京都市内で、「守ろう憲法と平和きょうとネット」の関係者と懇談し、有事三法案をめぐる国会情勢や廃案をめざす運動について意見を交わしました。中井作太郎府委員長も同席しました。
同ネットは、戦争法や有事三法案を阻止しようと京都の広範な府民や平和運動関係者、宗教者らで結成。大規模な集会や宣伝、署名運動を展開し、秋の臨時国会に向け、各党の国会議員に懇談を要請、日本共産党はすでに穀田恵二衆院議員、西山とき子、井上哲士参院議員が応対しています。
同ネットの服部待、黒木順子両代表幹事らは、有事三法案に反対するこの間の取り組みにふれながら、「私たちの声が本当に国会に届いているのか。今後の情勢などについて聞かせてほしい」と語りました。
市田氏は、有事三法案を継続審議に追い詰めた原動力に、国会の論戦と草の根の運動、野党の結束があったと強調。秋の臨時国会を展望して、「推進勢力が恐れているのは世論です。筋を通しながら幅広く取り組んでいる方たちの運動が、保守の方や宗教者を含め、どれだけ広がるのかがカギ。ともにがんばりましょう」と決意をこめて連帯のエールを送りました。