2002年10月24日(木)「しんぶん赤旗」
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「私たち弁護士は、憲法の平和原則を踏みにじり、危険がいっぱいの有事法案に強く反対し、廃案をもとめます」。二十三日昼、全国から集まった約九百人の弁護士らが、有事法制三法案の廃案をめざして、東京・霞が関の弁護士会館から国会まで請願デモ行進しました。
「このようなパレードは、日本弁護士連合会始まって以来の画期的な取り組み」と語るのは、日弁連人権擁護委員会の村越進委員長。「弁護士と弁護士会が立場の違いを超え、この法案は危ないと思う気持ちの表れです。全国から九百人もの弁護士が集まった意義は大きい」と話します。
国会議事堂間近まで行進した弁護士らは、「有事法制三法案の廃案をめざします」と書いた風船をいっせいに空に放ってアピールしました。
衆参両院の議員面会所では、日本共産党、民主党、社民党の各党議員が出迎え。市田忠義書記局長が日本共産党を代表して激励し、あいさつしました。