2002年10月24日(木)「しんぶん赤旗」
「有事法案を廃案にせよ」「命と安全を守れ」と二十三日、国会前で、宗教者や陸海空・港湾の労働者ら二百数十人の声が響きました。陸・海・空・港湾労組二十団体と平和を実現するキリスト者ネット、平和をつくり出す宗教者ネットが主催。小泉首相が臨時国会の所信表明演説で「有事法案の早期成立」と表明したことから「何としても廃案に」と緊急に行動しました。
主催団体や参加団体の代表が次つぎにマイクを握りました。
航空安全会議の山本英郎副議長は、空と海、陸の安全を守る立場から二十団体が有事法制に反対してきたことを紹介し、「廃案に追い込むために最後までがんばる」と表明しました。
キリスト者ネット、宗教者ネット、日本山妙法寺などの宗教者や「有事法制は許さない! 運動推進連絡センター」「戦争反対、有事法制を廃案ヘ!市民緊急行動」、航空労組連絡会、建交労、横浜港湾労組、CHANCE!、全日本海員組合などの代表があいさつ。「小泉首相はスキがあれば法案を通そうとねらっている。油断せずに最後までがんばる」などそれぞれ決意をのべました。
運動推進連絡センターの佐藤光雄氏は「イラク攻撃は許さない」という世論を広げアジアの国々と連帯していく重要性をのべ、有事法制反対の運動を広げる決意をのべました。
日本共産党、民主党、社民党、沖縄社会大衆党の国会議員があいさつ。日本共産党は木島日出夫衆院議員がイラク攻撃をやめさせ、有事法案を廃案に追い込むために全力でがんばるとのべました。