2002年10月31日(木)「しんぶん赤旗」
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「国民いじめの小泉内閣はもうごめん」「暮らしと平和を守る政治に変えよう」――。衆院議員面会所が三十日、国会行動参加者二百二十人の怒りの声であふれました。国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、「有事法制は許さない!運動推進連絡センター」が呼びかけたもの。
香川労災病院で看護師をしている女性(43)は、「負担がどんどん増え、病院にこれないお年寄りが増えている。病院は人員が減らされ、いい医療ができない。患者さんも職員も悲鳴を上げている」と唇をかみます。
日本共産党の春名眞章衆院議員が国会報告に立ち、「政府・与党はアメリカのイラク攻撃を事実上認め、有事法制を国民保護を口実にして強行しようとしている」と強調しました。
東京土建の代表は、「建設労働者は、五十年百年と安心して暮らせる住まいづくり、街づくりのために技術を磨いている。それが誇りだ。有事法制で求められるような、戦争のために家を壊して道路をつくるための技術ではない」と発言。全日本民医連の代表は、十月からの高齢者医療費値上げで、往診を受けていた百歳の高齢者が少しでも安い通院に切り替えるなど、全国で影響が出ていることを報告し、「国民の命と健康最優先の政治に」と訴えました。
前日、判決の出た東京大気汚染公害訴訟の弁護団と原告団の代表があいさつしました。