日本共産党

2002年11月20日(水)「しんぶん赤旗」

法目的逸脱の恐れも

衆院委赤嶺議員 自衛隊派遣延長に反対


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質問する赤嶺議員=19日

 日本共産党の赤嶺政賢議員は十九日、衆院安全保障委員会で、政府が閣議決定した対テロ報復戦争での米軍支援延長・拡大問題を追及。テロ対策特別措置法の目的から逸脱する恐れがあると指摘しました。

 今回、自衛隊の支援内容に、アフガニスタン内の米軍の飛行場整備のため必要とされる建設用重機などを海上輸送する任務が新たに加わっています。

 赤嶺議員は、今なぜ飛行場の整備が必要なのか、テロ対策特別措置法の目的以外に使用されないという保証があるのかと追及。防衛庁の守屋武昌防衛局長は、「アフガンでのテロとのたたかいは終わっていない」などと答弁するだけで、まともな根拠を示しませんでした。

 赤嶺議員は「(飛行場が)テロ特措法の目的以外に使われるかどうかについては答えがない」と批判しました。そのうえで、憲法に違反する自衛隊の海外派遣を延長・拡大する決定に反対を表明しました。

 また赤嶺議員は、米軍が島根県や鹿児島県沖の日本の排他的経済水域内でおこなった模擬機雷の爆破訓練をとりあげ、地元自治体や全国知事会からも安全面や漁業への影響から不安や訓練中止を求める声があがっていることを指摘。米側に対し、同水域での訓練をおこなわないよう要求することを求めたのに対し、川口順子外相は「米側は訓練内容を変更し、問題がないようにした」とのべ、米軍を擁護する姿勢を示しました。

 


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