2002年11月28日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、国会内での定例記者会見で、見直しの声があがっている首相と野党党首との党首討論について、「まず、毎週一回必ず開催するようにしたらどうか」と提案しました。党首討論の時間は四十分間で、野党党首の持ち時間は衆参議員数の割合で決められています。
志位氏は、党首討論の「基本の改革の方向」として、(1)全体の討論枠をせめて一時間程度に拡大する(2)野党間の質問時間の民主的な配分をおこなう、たとえば、半分は基礎的な時間で平等に配分し、残りをドント方式で配分する――などをあげました。
志位氏は、その改革をすすめつつ、まず毎週一回の開催を提案。自身が委員長就任以来二年間、たった十二回しか党首討論が開かれず、今臨時国会でもまだ二回しか開かれてない実態をあげ、「これでは国民のなかにも(党首討論は)定着しない」と指摘しました。
志位氏は、「週に四十分ぐらいは、その気になればできるはずではないか。まず必ず毎週一回やれば今の枠でも効果があがる。そこから改善をはかっていったらいい」とのべました。