2002年12月13日(金)「しんぶん赤旗」
自民、公明、保守の与党三党は十二日の衆院有事法制特別委員会で、有事三法案の「修正」案の趣旨説明を強行しました。政府原案は継続審議となりました。
自民党の久間章生同特別委筆頭理事が「修正」案の説明をおこない、(1)法案が発動される「武力攻撃事態」の定義について、「予測」事態を切りはなして事態を二分(2)不審船、テロ・ゲリラ対策での政府の施策を明示(3)国民を戦争に総動員することを目的とした「国民保護法制」整備のために国民保護法制整備本部を設置する、の三点を概要としてあげました。
その後、政府原案の継続審議を求める議決がおこなわれ、日本共産党、民主党、自由党、社民党の野党四党は廃案を要求する立場から反対しました。