2007年1月28日(日)「しんぶん赤旗」
井上質問に“なるほど”
CS放送 「事務所費」問題 話題に
日本共産党の井上哲士参院議員は二十七日のCS放送・朝日ニュースター「政策神髄」に出演し、大問題となっている「事務所費」問題や政治資金の問題について発言しました。
司会の朝日新聞論説委員の坪井ゆづる氏が「事務所費の問題は国会で井上さんが真っ先に取り上げたもの。聞いていてなるほどと思った」と述べ、「事務所費の問題はどうすればいいのか」と問いかけました。
井上氏は「事務所費は領収書添付は義務付けられていないが、帳簿を残すことは義務付けられている。疑惑がある人は帳簿をオープンにすべきだ」と述べました。
日本政治総合研究所の白鳥令理事長は、政党助成金として政党に税金が投入されていることにふれ、「疑惑を指摘されたら、(帳簿を)出さざるを得ない」と発言しました。
話題は政党助成金の問題に移り、坪井氏は「スキャンダルが起きるたびに、おカネのもらい方と使い方がひどいとみんなが言う。私が『共産党は助成金をもらってないんだよ』というと『そうなんですか』とびっくりする」と述べました。
白鳥氏は「民主主義のコストをみんなで負担しているというなら政党助成金の制度はあってもいい」と発言。井上氏は「選挙で選ばれた議員への歳費と違い、政党活動は個人献金と党費で支えるべきもの。いまや民主党も自民党も大半が公費助成でまかなわれている。コストというよりも政党のあり方を堕落させている」と指摘しました。
坪井氏も「世の中、『官から民へ』といっているのに政党だけは官になっている。ばかばかしい話だ」と述べました。
最後に井上氏は「国会で財界が政策を丸ごと買収しているような仕組みを許していいのかという大きな追及をしたい」と述べました。