2007年1月31日(水)「しんぶん赤旗」
日本共産党は他党とどこが違うの?
〈問い〉 日本共産党は、他党とどこが違うのですか。そもそもどんな目的で党がつくられたのですか?(東京・一読者)
〈答え〉 日本共産党は、1922年、当時の日本がおこなっていた侵略戦争に反対し、国民主権の民主主義の社会をつくることを掲げて創立されました。それ以来、一貫して平和と民主政治の実現のために努力してきました。
志位和夫委員長は、昨年の党創立84周年記念演説会で、この日本共産党の特徴を五つの角度から明らかにしました。
第1は、自民党政治を根本から変える見通しを示した党綱領(政党のもっとも根本の方針を示した基本文書)をもっている党だということです。日本共産党の綱領は、異常なアメリカ言いなり政治、「ルールなき資本主義」の害悪を告発するとともに、そのおおもとにある政治のしくみを明らかにし、これをうちやぶる改革を提起しています。さらに、それより先の段階として資本主義そのものをのりこえてすすむ展望も明らかにしています。こうした社会発展の見通しにもとづいて活動している政党は、日本にはほかにありません。
第2は、全国の職場・地域・学園に2万4千の支部が、日夜、まわりの人々と力を合わせて国民の願いの実現のために活動しているということです。日本共産党は、この草の根のネットワークと国会議員団や全国で3千3百人を超える地方議員との連携で、政治を動かして数々の成果をあげています。
第3は、企業や団体からの献金も憲法違反の政党助成金も受けとらない党だということです。党員が納める党費と事業収入、個人からの募金の三つだけで支えられているということが、どんな問題でも国民の利益を守る立場でがんばる力になっています。
第4は、戦前・戦後の一貫した歴史を持っていることです。かつての侵略戦争に反対をつらぬき、戦後も自民党の悪政と正面からたたかってきた党だからこそ、84年間にわたって「日本共産党」という名前を変えずに活動してきたのです。
第5は、どんな大国の言いなりにもならない自主独立の党です。だから、世界各国に心の通うたくさんの友人をもっています。(哲)
〔2007・1・31(水)〕