2007年2月1日(木)「しんぶん赤旗」
消費税増税中止求める
なくす会が財務省に要請
消費税をなくす全国の会は三十一日、尾身幸次財務大臣に対し、消費税引き上げを計画・実施しないよう求めました。
「全国の会」の杵渕智子事務局長と、各地域の「消費税なくす会」の代表らが財務省を訪ねて要請。日本共産党の大門実紀史参院議員が同席しました。
杵渕事務局長は、安倍首相が先の施政方針演説で消費税の引き上げについて、秋以降に本格的に議論し、来年三月までに結論を出すと表明したことについて、「この方針を撤回し消費税増税を実施しない」よう要請しました。
各地域の「なくす会」の代表はこの間、「草の根ウエーブ・リレー」行動で庶民増税、消費税増税反対を訴えてきた経験を紹介。「国民からは『住民税増税など負担増で生活が苦しくなっているのに、さらに消費税増税なんてとても認められない』との声が寄せられている。増税はやめてほしい」と訴えました。
応対した財務省の富田茂之副大臣は「消費税は今は上げるとか上げないとか決まっていない。皆さんの要望は大臣に伝える」と答えました。