2007年2月7日(水)「しんぶん赤旗」
脳脊髄液減少症 認定を
患者らが共産党に要請
「脳脊髄(せきずい)液減少症患者を救う仲間の会」の患者ら二人は日本共産党の松本敏子神奈川県平塚市議とともに六日、「国は早急に脳脊髄液減少症を病気として認め、治療法の確立と患者救済に努めること」を求め、国会の衆院志位和夫、参院小池晃両事務所を訪ねて、二千二百十三人の署名を届け、実現に向けて協力を要請しました。
要請には日本共産党の、はたの君枝参院神奈川選挙区候補(前参院議員)が同行しました。
同症は、事故などで頭部や全身に強い衝撃が加わり、脳を保護している脳脊髄液がもれ減少する病気で、患者に極度の頭痛などの症状がでます。未認定で保険適用がされないため、医療費は全額自己負担で民間保険も支払われていません。
川崎市の女性は、頭が締め付けられる痛さ、吐き気、めまい、耳鳴り、視力障害、痛みで眠ることもできなかったときの症状を訴え、「病名が不明で、医者には『気のせいだ』と言われ続けた」と語りました。