2007年2月10日(土)「しんぶん赤旗」
元「慰安婦」が証言へ
日本政府の責任を追及
米下院委
米下院外交委員会は十五日、アジア太平洋戦争中に旧日本軍によって性奴隷にされた元「従軍慰安婦」の女性を招き公聴会を開きます。日本政府に「慰安婦」問題での誠実な反省を求める決議案を提出したマイク・ホンダ議員(民主党)が八日、明らかにしました。
同委アジア・太平洋・地球環境小委員会の公聴会で証言するのは、二人の韓国人と一人のオランダ生まれでオーストラリア在住の元「慰安婦」。ホンダ議員も証言する予定です。
会見した同議員は、「(日本の)政策の犠牲者の女性たちは歳を重ね、亡くなりつつある」と述べ、公聴会開催は急を要すると強調しました。
ホンダ議員は一月三十一日、「従軍慰安婦」に対する責任を認めて謝罪し「総理大臣の声明」として表明するよう日本政府に求める決議案を提出しました。同決議案の提出には共和党議員も加わっています。