2007年2月11日(日)「しんぶん赤旗」
沖縄・嘉手納
基地強化 これ以上ノー
最新鋭機配備反対し集会
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「これ以上の基地負担増は絶対に許さない」「これで何が沖縄の負担の軽減か」―。沖縄県民の強い反発を無視して米軍が強行しようとしている、米空軍嘉手納基地への最新鋭のF22戦闘機配備に反対する県民集会(主催・沖縄県統一連、沖縄平和運動センターなど)が十日、北谷町内で開かれ、五百人を超える参加者が怒りの声をあげました。
会場の嘉手納基地第一ゲート前には、プラカードやゼッケンを着けた家族や友人連れの人たちが次々に結集。五歳の息子、四歳の娘とともに参加した女性=読谷村在住=は「今でも騒音がひどいのに、これ以上は、ね。生命と財産が脅かされていることにたいして意思表示したかった」といいます。
集会では、新嘉手納基地爆音訴訟団の仲村清勇団長、平和市民連絡会の平良夏芽共同代表が決意表明。仲村団長は「嘉手納基地の爆音を、裁判所は三回にわたって違法だと判決を下しています。憲法の平和的生存権からいって、国の違法行為を絶対に許してはならない」と力を込めました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「米軍の無法な戦争で世界の人々を苦しめる米軍機の配備は、沖縄戦の体験にてらしても絶対に許されない。米軍再編で基地が強化される全国の住民と連帯し運動を広げよう」とよびかけました。
このほか、沖縄社会大衆党、社民党、民主党の代表、伊波洋一宜野湾市長、新垣邦男北中城村長があいさつ。東門美津子沖縄市長のメッセージも紹介されました。