2007年2月14日(水)「しんぶん赤旗」
青年雇用でシンポ
仙台 労組で実態変えよう
青年雇用はどうしたら改善できるのか考えようと、「青年雇用シンポジウム」が十二日、仙台市内で開かれました。主催は民青同盟宮城県委員会と日本共産党宮城県委員会など。百二十人が参加しました。
首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は、連日徹夜勤務の上、上司に暴行された広告デザイナーの男性の事例を紹介し、「これが今の雇用の実態だ」と指摘。労働組合活動の意義を強調しました。
牛丼チェーン「すき家」泉店(仙台市泉区)に勤める女性は「労働条件が過酷で従業員がやめ、その穴を埋めるために連日十八時間勤務したこともあった」と体験を語り、首都圏ユニオンに他の従業員と一緒に加入し、残業代の支払いなどを求めて会社と交渉していると話しました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は「『助けてください』という人たちの声をキャッチし、労組など身近に相談できる場があることを発信しています」とのべました。
会場からは「以前勤めた製薬会社では経費を下げろといわれ続け、残業代、休日出勤手当が出なくなった」(大衡村の男性)などの発言がありました。