2007年2月15日(木)「しんぶん赤旗」

沖縄新基地

首相「住宅上空飛行も」

赤嶺議員に答弁 地元説明覆す

（写真）質問する赤嶺政賢議員＝14日、衆院予算委

　安倍晋三首相は十四日の衆院予算委員会で、沖縄の米海兵隊キャンプ・シュワブ沿岸部（名護市）に建設を狙うＶ字形滑走路の新基地について、「緊急」の場合には米軍機が住宅地の上空を飛ぶことがあると明言しました。日本共産党の赤嶺政賢議員への答弁。

　首相は、新基地のＶ字形滑走路について「住宅の上空を飛ばないようにするために工夫をした。米側にもよく理解してもらっている」と答弁。一方で「緊急の状況、緊急避難的な状況というのは起こるわけだから、その時にはそうでない場合もある」と述べ、住宅地上空の飛行があることを認めました。

　日本政府が地元名護市などに対し米軍機は住宅地上空を飛ばないとしてきた説明を、首相自らが覆すものです。