2007年2月17日(土)「しんぶん赤旗」
政治資金調達
政党中心ですべきだ
穀田議員 自民・小野質問を批判
十六日の衆院予算委員会で日本共産党の穀田恵二議員は、自民党の小野次郎議員が十四日の同委員会で、日本共産党の国会議員が資金管理団体をおいていないことなどをもって、政治資金になにか問題があるかのように質問したことについて政府をただしました。
穀田氏は「政治改革」のもとになった一九九〇年の第八次選挙制度審議会答申について「政治資金を政党中心の調達にし、企業献金の廃止をめざして個人献金中心にすべきという流れではないか」と質問。塩崎恭久官房長官は「おおむねそういうことだ」と認めました。
穀田氏は「政治資金の調達は政党中心にする」という理念を掲げたことは非常に大事だと指摘。「自民党議員の質問は、政党中心という(目指すべき)政治のあり方、それにともなう政治資金のあり方の基本を理解していない発言だ」と厳しく批判しました。
そのうえで、政党中心の政治活動を基本とする日本共産党は、政治資金の面でも政治家個人ではなく、政党中心に行っており、党本部や都道府県委員会など地方党組織が責任をもって取り扱い、それぞれごとに政治資金報告書を提出していると指摘。九三年の政治資金規正法改正案で自民党が「政治資金の調達を政党中心にする制度を確立する」提案をしていることも付け加えました。