2007年2月22日(木)「しんぶん赤旗」
ガス機器検査協会
経産官僚天下り
塩川議員 「もたれあい生む」
日本共産党の塩川鉄也議員は二十一日、衆院経済産業委員会で、ガス器具の安全性を確保するための「技術基準」への適合性検査などをしている日本ガス機器検査協会に経産省の高級官僚が天下りしていることを明らかにしました。
同協会は、「安全と信頼」を掲げ、「客観的・中立的な第三者認証機関」というものの、理事十六人中理事長を含む三人が経産省の天下りで、残りの大半が都市ガス業界代表です。
歴代理事長を含む三人の天下り枠は長年つづいており、現在の理事長は元関東通商産業局長。報酬は理事の最高額が支払われた場合、特別手当を含め年約二千万円にもなります。塩川議員は、「天下りの中で、もたれあいの状況が生まれているのではないか」と追及しました。