2007年2月24日(土)「しんぶん赤旗」
横須賀基地
浚渫 今年度中に着工
施設庁説明 千葉沖へ土砂投棄
日本共産党神奈川県委員会と党衆院南関ブロック事務所は二十三日、国会内で横須賀基地(横須賀市)原子力空母配備のための、横須賀港内を掘り下げる浚渫(しゅんせつ)工事の進捗(しんちょく)状況などについて、工事を管轄する防衛施設庁から聞き取りを行いました。
防衛施設庁側は三月二十三日までに、一般公開入札で工事を請け負う業者を決め、今年度中に着工する意向を明らかにし、「工事する範囲は三十ヘクタール、土砂の量は六十万立方メートル、土砂は千葉県沖百キロの公海へ海洋投棄する」などと説明しました。
聞き取りには、はたの君枝前参院議員(参院神奈川選挙区候補)、大森猛元衆院議員(党衆院南関ブロック事務所所長)、党県委員会基地対策責任者の笠木隆氏らが参加。防衛施設庁施設企画課の専門官などが応対しました。
党側は、豊かな自然がある「池子の森」(横浜市、逗子市)を切り崩して建設しようとしている米軍家族住宅計画(約七百戸、横浜市金沢区六浦町)についても追及しました。
防衛施設庁側は、「昨年度に引き続き、基本構想の策定作業を実施中で、横浜市と調整している。今年度中には終えたい」などとのべるにとどまりました。
志位和夫衆院議員国会秘書の石川健介氏も参加しました。