2007年2月26日(月)「しんぶん赤旗」
米空母入港 抗議デモ
佐世保の前線基地化 反対
長崎
米海軍の最新鋭原子力空母ロナルド・レーガンが佐世保港に停泊していることで、長崎県労働組合総連合(県労連)などでつくる実行委員会は二十五日、佐世保市の島瀬公園で「原子力空母レーガン佐世保入港反対県民集会」を開きました。県内から約百三十人が参加しました。
核空母入港と米軍再編問題で情勢報告した日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、この九カ月間に空母が三回も入港したことは「侵略戦争の前線基地が押し寄せてきたに等しい。佐世保をアジアの脅威の震源地にしてはならない」と訴え。「佐世保の準母港化を許さないため、いま憲法九条をかかげてがんばる時」と、参加者を激励し被爆県民の平和の声を広げようと呼びかけました。
現地実行委員会を代表して佐世保原水協の山下千秋理事長(日本共産党佐世保市議)は、原子力空母入港の重大性について学習を重ね、街頭宣伝を続けてきた地元での活動を報告しました。新婦人県本部の大石久仁子事務局長、県民医連の山崎倉俊事務局次長、日本共産党の石川悟地区委員長(県議予定候補)がそれぞれ決意をのべました。
参加者は市内のアーケード街を「原子力空母レーガン寄港反対」「佐世保の準母港化反対」などと唱和しデモ行進。周辺のあちこちで私服姿の米兵がたむろし、商店の従業員の女性(47)は「事件が起きないか心配ですね」と話していました。