2007年3月8日(木)「しんぶん赤旗」
請負契約者を正社員に
京都 KBS労組の要求実る
民放労連・京都放送労働組合(KBS労組)は、京都放送関連会社「KBS京都カルチャーセンター」で働く業務委託(請負)契約者を、五月から正社員で採用する回答を引き出しました。昨年十二月の団体交渉で、直接雇用を勝ち取りましたが、当初、会社は嘱託社員での採用と回答していました。
同労組カルチャー支部が、直接雇用の条件を提示するよう求めており、五日の団体交渉で、会社側が、「試験・論文や面接を三月中に行って、契約が切れる五月から正規社員にしたいと考えている」と回答しました。
正社員へ採用される業務委託労働者は、「カルチャーセンター」直営のホールで、同社の指揮・監督のもとイベント運営の仕事をしています。業務委託(請負)契約では、他の労働者と同様に働いていても、契約上は「個人事業主」とされ、労働基準法も適用されません。
同労組は、京都放送・滋賀放送局で、音響技術とラジオディレクターとして業務委託契約を結んで働く二人についても、一月に直接雇用化を勝ち取っています。