2007年3月14日(水)「しんぶん赤旗」
増税派に選挙で審判
重税反対全国統一行動 18万人が参加
「暮らし・経営に打撃を与え貧困、格差を広げる定率減税廃止、消費税大増税を許すな」と十三日、「3・13重税反対全国統一行動」が開かれました。全国で五百八十カ所、約十八万人が参加。各地で中小業者、農漁民、建設職人、労働者、年金生活者がデモ行進をして、「政治の転換で国民本位の減税、社会保障の充実」「憲法改悪のための手続き法反対」「増税勢力に選挙で厳しい審判を下そう」とアピールしました。
約五百人が行動に参加した東京都江東区では、区民集会を開いた後、税務署までデモ行進し所得税などの申告をしました。参加者は「税金は大企業からとれ」「格差社会を正せ」「消費税大増税許すな」のプラカードや横断幕を掲げて市民に訴え、沿道からも声援が飛びました。
集会に参加した女性(65)は、夫妻で印刷物の梱包(こんぽう)と運送の仕事をしています。「景気がいいといわれるけれど、昨年より今年の方が売り上げは少ない。国民健康保険の保険料は高いし、住民税も上がって毎日、税金に追われる生活です」といい、「選挙で悪政をやめさせて庶民の心がわかる政治に変えたい」と話していました。
集会では、吉田万三都知事予定候補のメッセージが紹介され、日本共産党の笠井亮衆院議員、東ひろたか前都議、日本共産党推薦の中野幸則江東区長予定候補が参加者を激励しました。