2007年3月18日(日)「しんぶん赤旗」
反戦 平和の祈り
ホワイトハウス前
キリスト教徒が集う
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【ワシントン=鎌塚由美】イラク開戦四周年(米東部時間十九日)を前にした十六日、キリスト教徒がホワイトハウス前に集結し、イラク反戦を訴えるキャンドル・サービスを行いました。行動は、進歩的宗教者によるもので、フレンズ奉仕委員会をはじめプロテスタントやカトリックから数十のグループが参加しました。
全国から集まった約千人の参加者は氷点下の冷え込みとなった同日夜、市内のワシントン大聖堂での礼拝後、ろうそくを手にホワイトハウスまで約三キロを行進。ホワイトハウス前では、賛美歌を歌い、「今こそ平和を」と唱和しました。
カンザス州ローレンスから駆けつけたというカンザス大学三年生のジェニファー・ロスさん(20)は、「イラク戦争反対、私たちの名前を使うな」と書かれた横断幕をもって同級生十人と参加。横断幕には、三百人以上の学生の名前が署名されています。「キリスト教徒としての私たちの使命は、戦争に反対し、平和の創造者になることです」と語りました。
ニューオーリンズから参加したアル・バーナードさん(68)は、「米兵やイラクの市民たちが、ブッシュ大統領と石油企業のために命を犠牲にしているのがイラク戦争」だと語りました。息子(30)が空軍に所属し、イラクにも二度派遣されたといいます。「私は、この不道徳で不正義の戦争を終わらせるためにできることは何でもしようと思い参加しました」と語りました。
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