2007年3月20日(火)「しんぶん赤旗」
原子力空母反対65%
横須賀アンケート 住民投票必要74%
神奈川県横須賀市の「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は十九日、同市役所で記者会見し、米海軍横須賀基地への原子力空母配備について、市内在住者一千五十五人から回答を得たアンケートの結果を発表しました。
アンケート結果によれば、原子力空母配備について、「反対」「どちらかといえば反対」が合わせて65%、同空母配備の是非を問う住民投票の実施について、「必要だと思う」が74%にものぼりました。
アンケートは、同「成功させる会」が横浜市にあるNPO法人「まちづくり情報センターかながわ」に委託。七日から十日の間に、京浜急行横須賀中央駅前、追浜駅前で十六歳以上の市民を対象に行いました。
同会共同代表の呉東正彦弁護士は、「先月の市議会での住民投票条例案否決に市民が納得していないということが示された。たくさんの市民が配備反対の意見を持っていることも日米両政府、市や市議会はしっかりと受けとめていただきたい。会としても引き続き住民投票の実施を求めていく」と語りました。
同じく共同代表の新倉裕史氏は「原子力空母や住民投票の問題は、四月の市議選で大きな争点となるように市民や市議候補者へ働きかけていく」とのべました。
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