2007年3月20日(火)「しんぶん赤旗」

開戦4年

“私たちは平和大好き”

ニューヨークで1万人デモ


写真

(写真)米軍の即時撤退を求めるイラク開戦4周年のデモ行進=18日、ニューヨーク(山崎伸治撮影)

 【ニューヨーク=山崎伸治】米国では十七日に続き、十八日にもイラク開戦四周年の反戦行動が全米で繰り広げられました。そのうちニューヨークでは、全米最大の反戦組織の連合体「平和と正義のための連合」の地元組織がデモ行進し、一万人を超える人たちが、イラクからの米軍の即時撤退や、追加戦費を盛り込んだ予算案の廃案などを求めました。

 ニューヨークの労働組合や教会の平和組織、反戦組織などさまざまなグループの人たちが、手作りのプラカードや横断幕などを掲げて、マンハッタンの中心部約二・四キロメートルを行進しました。

 「日本の人たちには、ブッシュ大統領だけが米国人ではないことを知ってほしい」というのは、デモに参加したアナリン・バービアさん。「議会の民主党にはもっとがんばってもらわないといけません」と語ります。七歳の娘・モイラちゃんは「私たちは平和が大好き」と書いた手作りのプラカードを掲げ、「戦争は家族によくないと思います」とコメントしました。

 この日は、サンフランシスコ、ポートランドなど西海岸でも大規模なデモが行われました。反戦組織の人たちは今後、先に委員会で可決されたイラク追加戦費を承認しないよう、ワシントンで下院議員らに直接働きかける運動を繰り広げる予定です。



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