2007年3月22日(木)「しんぶん赤旗」

自民党政治への対抗軸
共産党の議席を大きく

岐阜・三重で 市田書記局長


 十三都道県知事選告示が前日に迫った二十一日、市田忠義書記局長は、岐阜、三重県四日市、津の三市で日本共産党の躍進を訴えました。

 岐阜市の名鉄岐阜駅前では、大須賀しずかさん、四日市市の近鉄四日市駅前では、はぎわら量吉さん、津市の近鉄津新町駅前では真弓としおさんがそれぞれ決意表明。三重県の両市では「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」の、つじい良和さんが訴えました。岐阜市では三百五十人、四日市市では三百五十人、津市では三百人が集まりました。

 市田氏は、くらし、税金、平和など国政の問題について縦横に語り、「自民党政治への対抗軸は民主党ではなく、暮らしと平和を願う広範な国民と日本共産党です」と訴えました。

 岐阜の古田県政について市田氏は、「国が福祉を削ったら県も一緒に削る、『福祉の心』を投げ捨てている」と批判。ムダな公共事業として徳山ダム問題について、建設費に三千五百億円もかけ、さらに税金をつぎ込もうとしているとのべました。

 さらに、「裏金問題」での日本共産党の大西県議の追及を自民党のベテラン県議も「高く買っている」と紹介。「汚れた金と無縁な唯一の日本共産党の議席はかけがえのない一議席だ」と強調しました。

 民主党が中心になった「オール与党」政治が続く三重県政については、市田氏は、滞納世帯からの国保証取り上げ率19・1%と全国で飛びぬけて高いと指摘。また、地方税を払えない世帯から取り立てる専門の「機構」までつくっていることを紹介し、「サラ金顔負けの県政だ」と批判しました。

 また、フェロシルト問題で石原産業の元副工場長が逮捕されたとき、県議会でこの問題を取り上げる議員が一人もいなかったと述べ、日本共産党の議席を復活させ「県民の声が直接届く議会に変えよう」とよびかけました。

 市田氏の話を初めて聞いた津市の男性(65)は、「県政のひどさがよく分かった。議会に共産党の議員がいてもらわなあかん」と話しました。


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