「１０％冗談じゃない」

「なくす会」署名に次々

　消費税が導入されて十九年目になる一日、「庶民大増税、消費税増税を国民の力でストップさせよう」と全国各地で「４・１怒りの行動」が取り組まれました。庶民増税を推進し、今年度中に消費税増税法案をまとめるという安倍自民・公明党政権のたくらみを食いとめるためにも「選挙で増税勢力に審判を」と呼びかけました。

　東京では花見、行楽でにぎわうＪＲ上野駅公園口前（台東区）で、消費税をなくす全国の会、東京の会、台東の会が宣伝・署名行動をしました。

　「格差と貧困をいっそう広げる消費税増税ストップ」「税金のムダ使い、許せません」と書かれたプラカードや横断幕を掲げ、ビラや「消費税増税許しません」と書かれたティッシュを配布、署名を呼びかけました。一時間で百三十人が署名しました。

　派遣で通信関連の会社に働く男性（４６）＝横浜市＝は「ボーナスはなく年収は三百万円以下。消費税を１０％にするなんて、冗談じゃない」。

　千葉県木更津市から母親、娘、孫と一緒に来た女性（５８）は「パートで働いています。収入が減り重税感があります。とくに生活必需品の消費税が上がるのはこたえる」と署名しました。

　「とんでもない、今でも（消費税は）頭にきているのに」と署名した女性（５７）＝群馬県＝も娘、孫と一緒。三十歳代のカップル＝埼玉県＝は「ローンでマンションを購入したので増税は困る」と悲鳴を上げました。

　なくす会のメンバーが交代で訴えました。「暮らしに重くのしかかり苦しみを増やす消費税。いくら働いても収入が少ないのに、消費税の増税。絶対に許してはいけません」

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