2007年4月18日(水)「しんぶん赤旗」

事実抹殺の立場批判

テレ朝系 南京大虐殺で穀田氏


 日本共産党の穀田恵二衆院議員は、十六日放映のテレビ朝日系「たけしのテレビタックル」に出演し、歴史認識の問題などをテーマに、他党議員らと討論しました。

 番組は、南京大虐殺は「中国による反日プロパガンダ(宣伝)だ」、「虐殺の証拠写真はない」などとする立場の人物のみを登場させ、集中的に報道。出席した自民党、民主党の国会議員が同調するなか、穀田氏は「どこで起きたのか。日本で起きたのではない」「外務省の資料にも、南京に行った司令官の『何人殺した』などの証言が出ている。それをあわせれば虐殺があったことは明らかです。そういう事実まで抹殺するのか」と批判しました。

 改憲手続き法案、公務員制度改革についても議論になりました。改憲手続き法案について穀田氏は、「先週のテレビの世論調査でも、今度の国会でこれを通せというのはたった8%です。二割台の賛成でも憲法を変えることができる、これはいけません」と発言。天下りの規制をうたった「新人材バンク」については「天下りをおおっぴらにやるということ(にすぎない)」と断じ、「一部の高級官僚を優遇するやり方をやめるべきだ」と述べました。



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