2007年4月18日(水)「しんぶん赤旗」
迫る定率減税全廃
“あなたの負担増”こんなに
共産党HPでシミュレーション
一月からの所得税の定率減税全廃に加え、六月には、住民税の定率減税が全廃されます。年金課税強化や年金保険料引き上げなど、小泉内閣の決めた増税と社会保険料引き上げによる負担増が引き続き影響を及ぼしています。日本共産党のホームページでは、負担増シミュレーションのコーナーを設けており、負担増額を試算できます。
必要事項を入力
増税と社会保険料引き上げによる負担増額は、居住地や世帯の状況によってそれぞれ異なります。負担増シミュレーション「安倍政権の国民大増税 あなたの負担増は?」のコーナー(http://www.jcp.or.jp/tokusyu-06/10-hutanzo/index.html)では、年収や世帯の状況など、簡単な項目を入力するだけで自民・公明政権が押しつけた負担増額を試算できます。
すでに決まった負担増(二〇〇八年度までに実施予定の負担増含む)の影響(〇一年比)のほか、給与所得控除の半減などのサラリーマン増税や、消費税率10%化による負担増額も試算することが可能です。
“雪だるま”式
高齢者の負担増については、さらに詳細な試算ができるようにコーナーが設置されています。
夫婦世帯か単身世帯かのいずれかを選択し、年収を打ちこむだけで負担増額が試算されます。
増税される所得税・住民税額をはじめ、雪だるま式に負担が増加する介護保険料や国民健康保険料の額が、〇四年以降〇八年まで試算できます。
負担増額を試算した栃木県日光市の男性=妻と二人暮らし=は「私は年金で、妻がアルバイトをしています。二人合わせて年間で収入は二百五十万円から二百六十万円ぐらいです。その日の生活も大変です」という感想を寄せました。
「耐えられない」
ほかにも、「五十二万円も増税、あんまりよ。生活を節約して子どもの将来に備えてるのに!」「生活していけません。もうムチャクチャです」…。シミュレーションには、自民・公明政権の押しつける負担増に「耐えられない」という切実な声が多数寄せられています。
定率減税の半減・廃止や高齢者の年金課税強化(公的年金等控除の縮小、老年者控除の廃止)による増税は、公明党が旗振り役を務めてきました。
「はじめて医療費負担、介護保険の増加を含めた負担増に悲鳴をあげました。選挙で自民党や公明党を落とさなくてはと思いました」「まだまだ続く増税金額にびっくり。日本共産党をもっと大きくしなければ」。シミュレーションの感想には、国政で、庶民負担増にきっぱり反対してきた日本共産党に期待の声が広がっています。
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負担増シミュレーションは、携帯電話からも接続できます。バーコード読み取りに対応する機種では、QRコード(図)を使って接続できます。
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