2007年4月24日(火)「しんぶん赤旗」
50回迎える平和大行進 来月5日出発
「非核日本宣言」めざす
|
|
二〇〇七年原水爆禁止国民平和大行進(主催・同行進中央実行委員会)は五月五日、北海道の礼文島(北海道↓東京コース)、六日には東京都江東区・夢の島(東京↓広島コース)を、それぞれ出発します。
国民平和大行進は今年で五十回目。核兵器の廃絶を願う人なら誰でも参加でき、「すみやかな核兵器の廃絶を」「憲法九条を守ろう」「被爆者の援護・連帯を」の声を広げながら、被爆地の広島・長崎へ歩いてつなぎます。
沿道の住民に核兵器廃絶をアピールし、署名や募金への協力を得ながら、知事や市区町村長、議会・議長、自治体幹部を訪ね、核兵器廃絶の署名や「非核日本宣言」運動への賛同を要請します。
最初の行進は一九五八年六月、広島市の原爆記念碑前から、同年八月に東京で開催の第四回原水爆禁止世界大会をめざして始まりました。数人での出発でしたが、日に日に参加者が増え、東京では一万人を超える大行進になりました。
今ではすっかり定着し、全国十一の幹線コースと各都道府県内をくまなく歩く「網の目平和行進」があり、毎年十万人が参加する国民的運動に発展しています。
幹線コースは▽北海道→東京(四コース)▽東京→広島▽富山→広島▽和歌山→広島▽四国→広島▽広島→長崎▽宮崎→長崎▽沖縄→長崎の十一です。
このうち東京→広島コースは五月六日、東京・夢の島公園内の第五福竜丸展示館前で午後零時半から集会を開いた後、同一時半に行進が出発します。被爆者や市民団体、女性、青年らのリレートーク、通し行進者の紹介・決意表明などが予定されています。
これに先だって同日午前十時半から、「核兵器なくそう・世界青年のつどい〇七年」準備委員会が、ピースライブ「I&I PEACE WALK 二〇〇七」を企画しています。行進では昨年につづきサウンドカーでアピールします。
ピースライブには、カワムラ、朝音幸、弁才天が出演します。
今年のメーンスローガンは次の通りです。
▽核兵器のない平和で公正な世界のためにともに歩こう▽憲法九条と非核三原則を守り、アジアと日本の平和に生かそう▽広島・長崎の被爆者、世界の核被害者と連帯しよう▽原水爆禁止二〇〇七年世界大会を成功させよう
平和大行進ホームページのアドレスhttp://www.antiatom.org/daikousin07/
|
■関連キーワード