2007年5月4日(金)「しんぶん赤旗」
来月大増税 勤労者の住民税いくら?
共産党HPに試算コーナー
「緊急企画 六月にサラリーマンの住民税がどれだけ増えるか試算できます」。日本共産党のホームページ(HP)に開設している「負担増シミュレーション」に新設コーナーができました。自民党と公明党が決めた増税策で、一月の所得税に続いて六月には住民税の定率減税がすべてなくなります。サラリーマンの住民税は、いったいいくらになるのかとの疑問にこたえたものです。
年齢、月収、家族構成など必要事項を入力すると、六月の住民税がすぐ試算できます。例えば、四十五歳、月収三十万円、昨年の一時金三カ月分、扶養家族三人(うち十六―二十二歳一人、七十歳以上一人)の場合、五月までの住民税は月額四千百円でしたが、六月からは三千九百円増えて八千円になります。二倍近い額です。年額九万六千円です。
六月に増える住民税は、定率減税の廃止による増税のほか、所得税から住民税への「税源移譲」に伴う増加分が含まれています。
高齢者の場合は、これまでの「高齢者の負担増シミュレーション」で、住民税の年額が、所得税、国保料、介護保険料とともに試算できます。
驚愕の結果 声次々
「負担増シミュレーション」は、定率減税全廃などすでに決められている負担増に加え、サラリーマン増税や消費税の10%への引き上げが実施された場合の試算もできます。
これまでに「驚愕(きょうがく)の結果に頭がパニック状態です。自・公は国民に親の介護さえさせない気でしょうか。なにが『美しい国』だ」「まったくもうふざけるなといいたい。江戸時代の悪代官よりひどい」「大企業に応分の負担をという共産党の提案はそのとおり。こんな増税、夢であってほしい」などの声が寄せられています。
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