2007年5月10日(木)「しんぶん赤旗」
まともな仕事を
5・20青年大集会
“残業代1円もない”
民青同盟宣伝に「私も参加」
「誰でも参加できる集会です。みんなで声をあわせ、まともに働ける社会にしよう」。二十日昼、東京・明治公園で開かれる全国青年大集会に向け、民青同盟中央委員会が九日、東京・渋谷駅ハチ公前で宣伝しました。約十人が、働き方の実態や悩みを聞き、集会への参加を呼びかけました。
働き方で対話になった低賃金の日雇い派遣や、ただ働きの残業をさせられている正社員の青年から、集会への期待が寄せられました。
東京都内に一人で暮らす男性(30)は「あちこちの軽作業に日給六千六百円で派遣されている。ネットカフェ難民になる不安がある」といいます。この五年間、登録した派遣会社から週に四、五日、仕事を紹介されて働き、月収が約十三万円。「正社員の仕事について生活を安定させたい。集会には興味があり、行きます」と話しました。
一日に二つのアルバイトをしているという男性(17)の職場の一つが、渋谷の漫画喫茶。先輩の話として「三年間、毎日泊まっている人が五人はいる」と語っていました。
宣伝に足を止めた男性(27)は、モノ扱いされて日雇い労働をやめ、半年前から情報関係の正社員だといいますが、週に十五時間ある残業代は「一円ももらえません」。集会参加を友人にもすすめたいと、ビラを十数枚受け取りました。
■関連キーワード