2007年5月13日(日)「しんぶん赤旗」
住民税増税
街頭で試算し驚き
東京で小池氏ら中止署名を訴え
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「ふざけるなって言いたいよ」。街頭でのパソコンを使った住民税増税シミュレーション(試算)に応じた会社員(49)=東京都板橋区在住=は語りました。
日本共産党は十二日、東京・巣鴨駅前で「六月からの住民税増税中止を求める署名」を呼びかけました。小池晃党消費税・庶民増税阻止闘争本部長・参院議員と吉川春子参院議員をはじめ、萬立幹夫文京区議や森徹豊島区議が街頭から訴えました。約一時間の行動で百十四人分の署名が集まりました。
小池氏は「今、求められるのは、庶民に大増税を押し付け、暮らしを破壊するやり方ではなく、負担能力に応じた負担という当たり前の税の姿に戻すことだ」と強調。「庶民には増税、大企業、大金持ちには減税という逆立ちした税のあり方を、力を合わせて変えていこう」と訴えました。
夫婦で署名した男性(77)は、「医療費も二割から三割になった。この上さらに増税なんてこたえるね」と語りました。
街頭シミュレーションに応じ、「ふざけるなと言いたい」と語った会社員は、試算の結果、六月の住民税額が五月までの税額と比べ一万円増額されることが分かりました。
会社員は「年間約十二万円も増えるなんて…。怒りを通り越してあきれてしまう」と困惑。「大もうけしている大企業にもっと増税すべきだ。小泉『改革』以来、どんどん政治が悪い方向に向かっている。共産党に期待しています」と話しました。
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