2007年5月21日(月)「しんぶん赤旗」

原子力空母横須賀配備

浚渫差し止め支援

「住民投票を成功させる会」 全体会で方針確認


 神奈川県横須賀市の「原子力空母配備の是非を問う住民投票を成功させる会」は十九日、全体会を開き、同住民投票条例制定を求めながら、新たに市議会議員提案による常設型住民投票条例制定の働きかけ、原子力空母配備のための浚渫(しゅんせつ)工事差し止め訴訟の支援などの運動の方針を確認しました。約六十人が参加しました。

 同会共同代表の呉東正彦弁護士は冒頭のあいさつで、二月の市議会での住民投票条例案の否決後、市民へのアンケートで原子力空母配備反対が65%、住民投票実施の賛成が74%との結果が出たこと、四月の市議選では住民投票実施に賛成した市議が得票を伸ばし、賛成議員が増えたことを紹介し、「市民自治の風は吹き続けている。原子力空母配備をやめさせるためにがんばりましょう」と呼びかけました。

 同会では、原子力空母配備が来年八月と差し迫っていることなどから、原子力空母配備にテーマを限定しない常設型住民投票条例制定も追求し、二十一日と二十五日に住民投票実施に賛成している市議との懇談を予定しています。

 訴訟については、「ストップ原子力空母母港裁判を進める会」(仮称)をつくり、原告や会員を募集することになりました。

 全体会には日本共産党横須賀市議団、藤田智栄子前県議も出席しました。



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