2007年5月26日(土)「しんぶん赤旗」
改悪パート法
権利保護規定なく成立
パート労働者の間に新たな格差・差別を持ち込む改定パート労働法が二十五日、参院本会議で自民、公明両党の賛成多数で可決、成立しました。日本共産党、民主党、社民党、国民新党は反対しました。
改定法は、パート労働者の願いである正社員との「均等処遇」に背を向け、差別禁止の対象者を正社員とかわらない一握りのパートにとどめる一方、それ以外のパートを職務などで区分し、細かく待遇に差をつけています。パートの七割を占める有期労働者の権利保護の規定もありません。
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