2007年5月27日(日)「しんぶん赤旗」

国の圧力に負けない

山口・岩国 米軍再編反対シンポ


春名さんが司会

 山口県岩国市で二十六日、「米軍再編反対・西日本シンポジウム」が開かれ、中四国、九州、沖縄から五百人が参加しました。「札束で基地押し付けとは何事か」「県境を超えた運動が今こそ必要だ」と、次々、会場発言がありました。

 沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長がビデオで出演し、広島県廿日市市の山下三郎市長、宮島大聖院の吉田正裕座主(ざす)がメッセージを寄せました。日本共産党山口、広島両県委員会が主催しました。

 春名なおあき参院比例候補が司会。岩国市の久米慶典県議は、国の新市庁舎建設補助金カットを「途中まで国も補助金を出して工事を進めさせ、後に引けないところを見越してカットしてきた。まさに国家的謀略だ」と批判。

 選挙戦を通して「『圧力に負けたくない』という市民の根強い願いをひしひし感じた。圧力をかけても民意は変わらず、国の方こそ困っている」と語ると拍手が起こりました。

 神奈川県のキャンプ座間周辺市民連絡会の鴨居洋子代表委員は「地元説明もないまま先遣隊と装甲車両三百台が六月にもやってくる予定だ」と、なし崩しで基地強化が始まっていることを報告。

 赤嶺政賢衆院議員は米軍再編特別措置法について「交付金は十年間で全国六十八自治体に対して一千億円にすぎない。再編を受け入れたら、たくさんカネがもらえるなんて幻想だ」と述べました。



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