2007年5月29日(火)「しんぶん赤旗」

社保庁解体

委員会に差し戻しを

共産党 衆院議長に申し入れ


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(写真)河野衆院議長(左)に申し入れる市田書記局長(右から2人目)、穀田国対委員長(右端)=28日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長、穀田恵二国対委員長は二十八日、先週末に与党が衆院厚生労働委員会で強行した社会保険庁解体法案を、委員会に差し戻すよう河野洋平衆院議長に申し入れました。

 市田氏は、「五千万件に上る年金記録が宙に浮き、国民は大きな不安を持っている。その問題をどう解決するかあいまいにしたまま、社会保険庁を解体し、六つに分割民営化する。そうなれば国の責任で起こった問題を、国が責任をもって処理することが不可能になる」と指摘。「きちんと委員会で議論すべきだ」と主張しました。

 河野議長は、「申し入れの趣旨はよく分かる。全国民的関心事だから党派間の争いにせず、与野党でよく話し合ってほしい」と述べました。



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