2007年5月30日(水)「しんぶん赤旗」
非正規雇用33.7%
過去最多
全雇用者に占める非正規雇用者の割合(一―三月期平均)は前年同期比0・5ポイント上昇し33・7%となり過去最高を記録しました。総務省が二十九日に発表した労働力調査で分かりました。政府は「雇用情勢の改善」を強調していますが、低賃金・不安定雇用が広がっているにすぎないことが改めて示されました。
役員を除く雇用者は五千百二十万人と前年同期に比べ百十八万人増加しました。正規の職員・従業員は五十三万人増えたものの、パート・アルバイト、派遣社員などの非正規社員・職員の増加は正社員の増加を十万人上回り六十三万人でした。非正規労働者は千七百二十六万人となりました。
非正規雇用の比率を男女別にみると、男性は18・4%、女性は54・1%。前年同期比で男性は0・1ポイント低下、女性は1・2ポイント上昇しました。
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