2007年6月5日(火)「しんぶん赤旗」

「消えた年金」

「共産党以外みんな関係」

テレビ番組で自民・片山氏


 三日のテレビ朝日系「サンデープロジェクト」に出演した片山虎之助・参議院自民党幹事長と民主党の菅直人代表代行が、「消えた年金」問題で責任を押し付けあいました。

 片山氏は基礎年金番号制度導入当時の厚相だった菅氏の責任を指摘し、「制度の企画・立案・準備の段階は、菅さんだけの責任じゃないけど、大臣だったことはしょうがない」と発言しました。

 菅氏は「十年間やったにもかかわらず、なぜ五千万(件)残ったのかというところが一番問題だ」と、その後の歴代政権がずさんな管理を放任してきたと批判の矛先を向けます。

 業を煮やした片山氏の“反論”は――。

 「だいたいこの年金問題、菅さんが大臣のときは、自民・社会・さきがけの三党連立、それからその後自自の連立、自民党と自由党の小沢さん。その後が自自公(自民・自由・公明)で、いまは自公の連立だ。そういう意味で、共産党以外みんな政権に参画して、この問題に関係がある」

 自分たちの責任を棚上げにした、国民そっちのけの「泥仕合」でした。



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