2007年6月5日(火)「しんぶん赤旗」
関西金属工業
9氏が職場復帰
大阪 3年ぶりに出勤
工事用照明器具等の製造・販売を行っている関西金属工業(本社・大阪市淀川区)に解雇された九人が職場復帰を勝ち取り、四日午前八時、三年ぶりに工場門をくぐって出勤しました。
大阪高裁(松山恒昭裁判長)は五月十七日、全日本金属情報機器労働組合(略称・JMIU)関西金属工業支部の組合員である九人の、解雇無効の確認と賃金支払いなどを求めた裁判の控訴審で会社側の控訴を棄却。会社側が上告を断念したため、全面勝訴の判決が確定しました。
この日、大阪市淀川区田川三丁目にある関西金属工業の門前には、関西金属工業争議支援共闘会議の植田保二議長(大阪労連議長)やJMIU大阪地方本部の林田時夫委員長らがかけつけ、九人の出勤を拍手で送りました。
職場復帰を果たしたJMIU関西金属工業支部の成田啓一委員長は「この日が来たことを本当に喜んでいます。これから出勤してきます」と力強くあいさつしました。
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