2007年6月8日(金)「しんぶん赤旗」
増税反対の世論起こそう
全建総連が集会・デモ
建設関係職人の組合・全建総連(全国建設労働組合総連合)は七日、東京・日比谷野外音楽堂で集会を開き、「地域から大衆増税反対の世論をつくろう!」とする宣言を採択しデモ行進しました。
伊藤義彰委員長はあいさつし、「空前の利益をあげる大企業には減税をし、庶民には増税だ。所得格差は広がり景気は悪くなるだけだ」と訴え、大衆増税反対の運動を呼びかけました。
全建総連は消費税増税反対の百万人署名にとりくんでいます。佐藤正明書記長は、安倍内閣が選挙後にいっきょに庶民増税を考えているとのべ、住民税増税、消えた年金問題とともに、参院選挙では大きな争点にしていこうと訴えました。
日本共産党からは大門実紀史参院議員が来賓あいさつ。庶民増税分が大企業・大金持ちの減税分になっていることを紹介し、ともにたたかう決意を表明しました。
集会には全国から五千人を超える組合員が参加。会場に入りきれなかった東京土建大田支部の川島環(たまき)書記は、「家のリフォームも大手が進出してくる。このうえ増税とはとんでもない。怒りを感じる。学習をして参院選では庶民増税勢力に審判を下したい」といいます。
五百人が参加したという兵庫県全建総連の竹島肇税金対策部長は、「住民税は、四人家族七百万円の所得の人は九千四百円の増税だ。その怒りを持ってきた。大衆増税反対の世論を起こす」と決意を語っていました。
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