2007年6月13日(水)「しんぶん赤旗」

納税通知額16倍/この怒り 参院選に

驚き 不安 続々


 「昨年の三倍の増税だ」「怒りの気持ちを参院選挙の一票に」―。赤旗編集局が開設した「年金・増税告発ファクス」には、自治体から六月分の住民税などの納税通知が届いた時期と重なったこともあって、ドンと跳ね上がった個人住民税への驚きと不安、怒りの声が続々と寄せられています。

 「誰が、こんな大増税を決めたのか、厳しく追及してほしい」

 こんな書き出しで、ファクス用紙いっぱいに怒りを書きつづってきたのは岡山市の年金生活者。昨年十万四百円だった市・県民税が、今回二十万四千円と十万円以上の増税となりました。

 「年金は減るのに、死ねというのか」とカンカン。「税の使い方も日ごろから疑問を感じているので、納得できるまで払わない覚悟です」

 今年度分と昨年度分の市・県民税の課税明細書のコピーの余白に「少しでも生活のためと働き、(所得が増えたために)昨年の十六倍の住民税の納付書が届いた」と書いてきた埼玉県在住の市民は「市役所に問い合わせました。税源移譲と説明するだけ。納得できません」と怒ります。

 今回の増税が、国民健康保険税や介護保険料の引き上げに連動していることに不安の声も。二年前と比べて約九倍の増税になったと告発した大分市の男性(81)は「昨年は二十五万七千八百円の国保税、夫婦二人分の介護保険料は十二万八千百円でした。今年はどれだけになるのでしょう。不安です」と訴えています。

 「住民税が上がるといううわさは聞いた。『しんぶん赤旗』でも読んだ」が「他人事だった」という東京都昭島市の男性は、「『納税通知書』が届いて驚いた」と。昨年の納税額は八万円弱。それが今年は何と十八万円を超えていました。

 「僕は年収たった二百十万円ほどの年金生活者だ」「やっぱり国民はもっと怒る必要がある。そしてその怒りの気持ちを参院選の一票に込めなければならない」


年金・増税告発ファクス

03(3225)1434

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