2007年6月19日(火)「しんぶん赤旗」

米軍寄港 住民は反対

赤嶺議員「安保のため」を批判

沖縄・与那国島


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(写真)質問する赤嶺議員=18日、衆院沖縄・北方特別委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は十八日の衆院沖縄・北方特別委員会で、米軍が沖縄県の与那国島へ掃海艦二隻を寄港させようとしていることについて、「なにより地元住民は願っていない。断じて受け入れられない」と批判しました。

 米軍側は五日、同島の港の管理者である県に寄港を通報し、沖縄では大問題になっています。

 赤嶺氏は、米軍が掲げる「友好親善、休養」という寄港目的について、「米軍の運用上の都合」の機会を利用して行うものにすぎないのではないかと確認を求めました。外務省の西宮伸一北米局長は「その通りだ」と述べ、「友好親善」が主目的ではないことを認めました。しかし、「米軍の運用」の内容については、「安保条約の目的達成のため。詳細は承知していない」と答弁しました。

 赤嶺氏は「これだけ基地が集中している沖縄に、さらに『安保条約の目的達成のためだ』と、民間港湾まで米軍艦が入港してくる。納得いかない」と述べました。

 そのうえ、港湾管理者の県も、米軍が“友好親善したい”という地元・与那国町も、寄港に反対していると指摘し、石垣市より台湾の方が近い国境最西端の島=与那国島に、米軍艦が寄港することは「国際政治に緊張を持ち込むものだ」と批判しました。



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