2007年6月19日(火)「しんぶん赤旗」
飲酒運転に総合対策
吉井議員 罰則強化でただす
吉井英勝議員は八日の衆院内閣委員会で、道路交通法改正(十四日成立)にかかわり、飲酒運転に対する総合対策の強化などをただしました。
吉井氏は「社会あげての飲酒運転撲滅(ぼくめつ)の世論づくりや、アルコール・インターロックの自動車開発の促進など総合的対策が必要」と強調。溝手顕正国家公安委員長は、アルコール・インターロック装置について「現段階では海外でもやられているように、飲酒運転違反者に義務付ける方向が示されている」と答弁しました。
吉井氏は「『運転のおそれのある者』への酒類の提供」者への罰則強化について、「善意の酒類経営者が罰せられるようなことがあってはならない」として、「飲酒運転のおそれのある者」とはどういう場合なのかと質問。警察庁の矢代隆義交通局長は「飲酒運転をするという道筋が見えていて、それが認識している場合。『まさか』では違反にならない。具体例を示しながら運用に十分配慮したい」と答えました。