2007年6月19日(火)「しんぶん赤旗」
自転車道路の整備を
吉井議員 温暖化対策に有効
吉井英勝議員は十三日の衆院内閣委員会で、自転車事故が増えている問題を取りあげ、歩道と車道の分離や歩道上の自転車と人の通行分離、自転車専用道路などの整備促進を求めました。
国内の自転車保有数は約八千六百万台。最近の十年間で一千万台が増え、自転車の事故も増加しています。警察庁によると、二〇〇六年の自転車と歩行者の事故は約十四万四千件で十年前の一・二倍。自転車と自動車による事故は四・八倍、約二千七百件にまで増えています。
吉井氏は、「京都議定書目標達成計画」のなかで「自転車利用促進」を明記していることを示し、「地球温暖化防止のために、都心部への自動車の乗り入れ規制と自転車利用の推進をはかるべきだ」と具体策を提示するよう要求。排ガスが比較的少ない自動二輪車の駐車場が少ない点についても対策を求めました。
溝手顕正国家公安委員長は「自転車に移行していくのは賛成だ」と答弁。吉井氏が「私が求めているのは具体策だ」とたたみかけると、溝手委員長は自動二輪の駐車場について「対策に全力で取り組んでいく」と答えました。
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