2007年6月19日(火)「しんぶん赤旗」
「戦争はイヤ！」市民抗議
海兵隊と米軍機到着
築城基地
在日米軍再編に伴う日米共同戦闘訓練(訓練移転)で航空自衛隊築城基地(福岡県築上町)に十八日､米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の海兵隊約四十人と戦闘攻撃機ＦＡ１８ホーネットが到着しました｡同日､同訓練に抗議･監視行動をする市民らは行橋市内で集会を開きました｡
福岡防衛施設局によると､米海兵隊約四十人が乗るバスと資材を積む十トントラックは午前八時に岩国基地を出発｡正午すぎ､基地に到着しました｡
ＦＡ１８ホーネットは午後二時半ころ、築城基地上空に姿を現し、五機が相次いで着陸しました。離着陸を見ることができる、築城基地西部にある「平和の丘」では市民が同機の着陸を監視しました。
「戦争はイヤ！ 築城基地に米軍来るな京築の会準備会」は同日夕、抗議集会を開きました。約三十人が参加し、「米軍は築城基地に来るな」と声を上げました。
日本共産党の真島省三県議は「日米共同訓練は、アメリカがおこなう地球的規模での先制攻撃の戦争に日本を参加させるためのもの」と批判。日本共産党の徳永克子行橋市議は「築城基地から戦争のための攻撃機を飛び立たせてはいけない」と訴えました
基地の西側に住む女性（７７）は「体調が悪いときでも戦闘機が飛び、そのたびにすごい音。六十年前に米軍が占領したときに、襲われた人もいる。米軍は来ないでほしい」と話しました。
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