2007年6月22日(金)「しんぶん赤旗」

年金問題

小池氏 「国民の疑問に政府答えよ」

TVタックル


 日本共産党の小池晃政策委員長は、十八日放映のテレビ朝日系「たけしのTVタックル」に出席し、「消えた年金」問題について、他党議員らと討論しました。

 番組では、コメンテーターらから「公明党の坂口厚労相が、年金は『百年安心』だといった。その直後にこういう問題が出てきた」など、批判が噴出しました。自民党の石原伸晃幹事長代理は、「安倍総理が一年で五千万件の名寄せを完了するといっている」などと与党の「対策」をアピールしました。

 小池氏は「その対策に国民は納得していない。特別強化月間として百四十六万件の名寄せをしたときには、十カ月かかったわけです。このペースでやっても三十年かかる。本当に一年でできるのか、みんな疑問に思っているのだから、具体的にどうやるのか、お金がいくらかかるのか、全部国民に示して説明すべきだ」と発言しました。

 石原氏が政府・与党の対応について弁解したのに対し、小池氏は「心配な人は聞きに来てくださいという、いまのやり方はおかしい」と加入者の申請主義に固執する対応を批判しました。

 与党側が社保庁解体・民営化の方針を示したのに対し、小池氏は、社保庁であれば長官を国会に呼んで追及できるが、与党案のような特殊法人にすれば国会出席をお願いできるだけになってしまい、国会による追及が弱まってしまうと批判。しかも民間になれば「天下り規制はまったくできなくなる」と問題点を指摘しました。



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