2007年7月4日(水)「しんぶん赤旗」
非核日本の願い結集を
世界大会成功へ運営委
八月に広島、長崎でおこなわれる原水爆禁止二〇〇七年世界大会の実行委員会は二日、東京都内で運営委員会を開きました。
久間章生防衛相がアメリカの原爆投下を「しょうがない」と発言したことに全国から抗議の声をあげることを確認。各地の平和行進で激励と久間防衛相発言への怒りが広がっていることが報告されました。久間防衛相発言でますます重要性が増している「非核日本宣言」には百十七の首長、七十七の議会議長が賛同していることが紹介され、非核の日本を求める世論を大会に結集していこうとの呼びかけがありました。
日本原水協の高草木博事務局長は、NPT(核不拡散条約)再検討会議の第一回準備委員会でも核保有国が核兵器廃絶を求める世論におされ、イギリスなど核保有国の発言が変化していることを指摘。非核の日本を求める国民の願いと日本の政治がへだたっているとのべ、「ことしの世界大会が本当に大事になっている」と強調しました。
各地のとりくみが紹介されました。北海道では交通費もかさむなかで大会に二百五十人を代表派遣する目標をたて、道内十カ所で連続した学習会を開いています。埼玉では、学生を交通費の負担なしで派遣しようと、募金を広く訴えているとの発言がありました。
各地で青年がとりくみを強めていることがだされました。東京では高校生たちが原爆投下直後に亡くなった七万人分の「折り鶴」を集めています。千葉では昨年バスで大会に参加した青年たちが定例の「折り鶴宣伝」にとりくんでいます。
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