2007年7月14日(土)「しんぶん赤旗」
非正規雇用164万人増
01年〜06年総務省調査 正社員は153万人減
パートやアルバイトなどの非正社員(「正社員・正職員以外」)が二〇〇一年から〇六年の五年間で百六十四万人増えた一方、正社員数は百五十三万人減少していたことが、十三日に発表された総務省の「事業所・企業統計調査(速報)」で分かりました。正規雇用から安上がりの非正規雇用に置き換わっている実態が改めて示されました。
一カ月を超えて雇用されている常用雇用者のうち、パート、アルバイトなど非正社員として働く人は〇六年には千五百九十七万人に達しています。前回調査の〇一年からは11・4%増えました。一方、〇六年の「正社員・正職員」数は二千九百十六万人でした。〇一年から5%減少しました。
この結果、雇用者全体に占める非正社員の割合は、34・2%となり〇一年より3・4ポイント増えました。
一カ月以内の期間を定められて雇用されている「臨時雇用者」も百六十一万人に達しています。〇一年より6・1%増加しました。
非正社員と「臨時雇用者」を合わせると雇用者全体に占める割合は37・6%。不安定雇用は四割に迫る勢いです。
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