2007年7月16日(月)「しんぶん赤旗」
「派遣」問題で無責任な発言
公明・社民
十五日のNHK討論番組で、公明党の斉藤鉄夫政調会長は「労働者派遣については対象業務などの規制を強化すべきだ」と発言しました。日本共産党の小池晃政策委員長が「経済財政諮問会議は、まったく逆のことを言っているではないか」と追及したのに対しては、「経済財政諮問会議は政府ではない」と口をにごしました。
また、社民党の阿部知子政審会長は「一九九八年、働き方の多様化へ(法律を)変えたのは、ときの政府だ。働き方の多様化でノールール(になった)」などと述べました。しかし、同党自身が、九八年の裁量労働制の拡大を盛り込んだ労働基準法改悪、九九年の派遣労働の原則自由化を決めた労働者派遣法改悪に、いずれも賛成したことには触れませんでした。
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